星の王子さま雑感

雑感…という名の、限界オタクが思いを吐き出したらクソ長い文章になってしまったものって感じなんですけど。

4/28.29兵庫、5/13-15愛知 9公演観劇した感想を楽くんメインでつらつら書いていきます。

 

★シーン・音楽は公式パンフレットを参考に記載しています

★楽くんのみ、歌パートはわかる範囲で歌詞を記載しています。耳コピなので間違っているかも

 

【第1幕】

初日に登場シーン見た感想:え、ええー!!顔良すぎ

登場シーンの階段降りはもうジャニーズみ出すぎてて、松竹座の幻覚が重なりましたね

にこにこで登場し、飛行士に絵を描いてもらってる間もにこにこでピアノに合わせてゆらゆら揺れるのあまりにもCute...

そもそも、あの金髪王子さまを地毛でやるポテンシャルやばくないですか?潜在王子さま力どないなっとるん??

前回(ラン・フォー・ユアワイフ/2021)ゴミ箱をかぶり、今回バケツをかぶる楽くん。

山本さんも今回初見だったけど、顔良すぎてビビッた、鼻高いし色白いし肌きれいだしなんかもうわたしなんぞ生きててすいませんってなるご尊顔。歌うめぇ

 

バラとのシーン、毎回北翔さんの歌声に度肝を抜かれました。そりゃ楽くんも目を輝かせて聞き入るよなあー。

王子さま「ごめんなさい」バラ「許してあげる」王子さま「ありがとうございます!(食い気味)」ここの河下楽みヤバくて毎回笑ってた。

愛知公演ではバラと王子さまでセリフや動きのタイミングがずれちゃったりしたけど、全くミスにはなっていなくて演技が成立してたからすごいなって思った。

 

1幕の最後に最初のソロナンバー

飛行士バラとソロ聴かせて、くるか、くるか?とオタクをソワソワさせるのが狙いだとしたらまんまとハマってました。

 

 

「さあ、見つけに行こう①」

 

さあ 見つけに行こう

ぼくの探すものがきっと

さあ 探しに行こう

 

 

にこにことセリフを言い切った後にイントロが流れ、突然決意に満ちた精悍な表情に変わるのずるーい。

と、兵庫公演の時は思っていたんですが、愛知公演の時はにこにこ顔のまま歌い始めてたので、緊張もあったのかなあ、少しほぐれたのかなあ、とそれはそれでジーンときた。

 

「ぼくにとって大切なことってなんだろう

ぼくの大事なものってどんなことだろう

ぼくの探すものが 何かそこにあるに違いない

きっときっと それは見つかるはずさ」

 

歌の後のこのセリフが大好き。本当にわくわくした顔で声を弾ませてセリフを言った後、勢いよくうんって頷いて走り去っていくところが愛おしすぎて最高。愛知最終日に「きっと」の声が裏返ってたのも愛おしさ極まった。

 

【第2幕】

1.王様の星

亜聖さん、この王様と酔っぱらいと点灯人が同一人物とはとても思えない演じ分けですごい。

 

 

「さあ、見つけに行こう②」

 

さあ 見つけに行こう

新しい星を探しに

 

 

2.自惚れ屋の星

天真さんの歌と動きとタンバリン、毎回楽しませてもらいました。

愛知公演は兵庫より更にパワーアップしてて、それを、見ている楽くんももう素で楽しんでるよねってくらいにっこにこで!そこから「飽きてきちゃったかな」のセリフのあとはちゃんと呆れ顔演技になってたけど、最終公演はもう天真さんがすごすぎて楽くんもにやついちゃってた 

最初、何もしてないのに決めポーズしてる王子さまに爆笑したけど、公演を重ねるたびに王子さまもどんどんノリノリキレキレ掛け声まで出すようになっちゃって最高だった!

 

 

「さあ、見つけに行こう③」

 

さあ どんなところだろう

どんな人たちが どんなことが

ぼくを待っているのだろう

 

 

3.酔っぱらいの星

酔っぱらいの変な動きと王子さまの楽しそうなダンスのリンクのさせ方、本当にうまい演出ですごかった!

酔っぱらいの動きもどんどんパワーアップしているように感じて見ていて楽しかった!

 

 

「さあ、見つけに行こう④」

 

さあ どんなところだろう

どんな人たちが どんなことが

ぼくを待っているのだろう

さあ 見つけに行こう

 

 

飛行士と顔を見合わせて歌うシーン。

山本さんとのデュオは、楽くんの力も引き上げてくれる感じで安心感も力強さもあり、二人の歌声は不思議なほどぴったりマッチしていたと思う。

 

4.実業家の星

 

 

「さあ、見つけに行こう⑤」

 

さあ 見つけに行こう

新しい星を探しに

ぼくを待っているのだろう

 

 

二人でセットの積み木を動かして作業する時のやりとりがかわいい。いろいろな星を巡った思い出を語りながら王子さまと飛行士の仲が深まり距離が近くなって行くことが目に見えてわかる。

山本さんパート

[五つ目はとっても小さな変な星 

街灯一本と 点灯人が一人]

に合わせて揺れてる王子さまが、非常に、かわいい

 

5.点灯人の星

全力のおはようとこんばんはを何回も見られてサイコー。おはようはお手振り、こんばんはは後ろで手を組んでお辞儀。

点灯人と一緒に踊るシーン、こんなキラキラのお目目で見つめられ続けたらそりゃみんな楽くんのこと好きになるしかわいくて仕方ないだろうな、と納得。他の全てのシーンにも言える。

 

6.地理学者の星

地理学者と顔を見合わせるところ、じわじわ近づいてくる地理学者に耐えきれずニヤニヤしたり、ついには笑ってしまい顔を逸らす王子さま。かわいいしか言えん。

 

 

「七つ目の星 ー地球ー」

 

素晴らしいね ここは とても広くて美しい

 

[王様は百十一人 地理学者は七千人

実業家は九十万人 酔っぱらいは七百五十万人]

そして 働き者の点灯人は四十六万二千五百十一人

自惚れ屋さんは三億千百万人もいるんでしょ

[だよ]

 

すごいね ほんとに地球ってすごいところだよね 

はじめはどうしていいのかわからなかった

たくさんの大人はいても 信じられなかった

一人で大丈夫 ぼくは一人だった

でもそれは違う 寂しかった

一人でいる寂しい時間の孤独より

人といる寂しい孤独の時間が

本当はもっと寂しいこと

でも 今は 君がいる

 

この歌も大好きです。飛行士と王子さまの掛け合いの面白さもだし、楽くんの「すごいね」と「ひとりで」の声の伸びがもうとにかく好き好き大好き。最後の「君がいる」二人のハーモニーも最高。

 

 

【第3幕】

北翔さんの、バラで高音聴かせてからのヘビの重低音。演出うま。

吐息混じりでセリフ言うのがもうとにかくめちゃくちゃかっこいい。

「見たものだけが全てではない」ここの言い方カッコ良すぎて大好き。

まじここ北翔さんの演技も歌もすごすぎてヘビ独壇場なんだけど、そこに世界観として表情と目線で演技する王子さまを取り込むのがもうめちゃくちゃうまい演出だなって思いました。

 

こだまのシーン、「こんにちはー!」かわいすぎわろた。

 

 

「ぼくのぼくだけの花」

 

ぼくは分かっていなかった

この世に一輪だけの宝物のような

ぼくだけの花を持っていると思っていた

 

ぼくはぼくの花のことを分かっている

でもそれは つもりだった

ぼくだけしか持っていない花だったと

それがみんなとの違いだと思っていた

でも本当は ありふれた ただの花だった

 

ぼくの花はどこにでもある

唯一の花 ただ一つの花じゃなく

ただの花だったんだ

持っているだけじゃ 駄目なんだ

 

ぼくのぼくだけの花

ぼくのぼくだけの花のこと

ぼくのぼくだけの花

ぼくのぼくだけの花のこと

どうすればいいのだろう

何をすれば 一体何をしてあげられるのだろう

知りたい 知らなくてはいけない

知りたい 知らなくてはいけない

 

 

楽くんと、わたしたちファンにとっても特別で大切な曲になったんじゃないかな。

聴けば聴くほど、曲が心に沁み渡っていくし、楽くんの歌声は成長していくしで、どんどん大好きになっていった。

初日の時点で、歌いながらの表情の変化が素晴らしくて感激してたのに、日が経つごとにどんどんブラッシュアップされていって、涙なしには聴けなくなっていった。

特に、「ただの花だった」の声の震わせ、二回目の「知りたい 知らなくてはいけない」の表情と一音一音の間のとり方、感情の込め方がが素晴らしくて、気持ちが引っ張られた。

 

キツネとのダンスシーンは言わずもがなみーんな大好きだと思うんですけど!かわいい尊いかわいい。

本当に、尊いって言葉で表すのが一番適切なんじゃないかと思う。

毎回毎回、袖からにっこにこで飛び出てくるのかわいすぎるし、終始楽しそうな顔で踊っててかわいすぎるし、ダンス好きな楽くんだけど、人と踊ってる時が一番楽しいんだろうなーって感じた。

会場みんなこのシーン好きすぎて、手拍子がどんどん速くなっていってしまう感も含めて好き 

 

 

「星の瞬く音が見えるよ」

 

ねえ 星の瞬く音が 見えるよ

[ほら 星の輝く光が 聞こえる]

大事なことは信じること

ぼくの心に 君がいる

[ほら 星の輝く光が 聞こえる]

ねえ 星の瞬く音が 見えるよ

大事なことは 

 

あの激しいダンスの後に、息整える時間もそこそこにこれ歌えるのすごいよな…

 

 

【第4幕】

ハイパー寝顔満喫タイム。ありがとうございます。

 

「心配はいらない そばにいるから」

 

山本さん、歌声も、目線も、触れ方も、ぜーんぶ優しい。初日に見た時から、なんて優しい目で王子さまを見る演技するんやと驚いた本当に。歌詞で「壊れやすい宝物のような」ってあるけどまさにその通りの目で王子さまを見てるしこれもう楽くんのこと好きじゃん…と感じた

 

 

「星の瞬く音が見えるよ リプライズ」

 

ねえ 星の瞬く音が見えるよ

ほら 星の輝く光が聞こえる

大事なことは信じること

君の心に ぼくはいる

ほら 星の輝く光が聞こえる

ねえ 星の瞬く音が見えるよ

大事なことは信じること

君の心に ぼくはいる

 

夜になったら星を見てね

ぼくの星は小さすぎて見つけられないけど

 

最初、拗ねて泣いてしまった王子さまに飛行士が歌う曲を、ここで王子さまが「君の心にぼくはいる」って歌うこの演出

「見えるよ」の高音の美しさに楽くんがこの舞台に向けてどれどけ努力してきたかが見えた気がした。

「でも その方がいいんだ ぼくの星は、夜空いっぱいの星の中のどれか一つになれるからね」

最後のこのセリフも好き、言い方も表情も。

 

 

「ほら、見上げてごらん リプライズ」

 

ほら 見上げてごらん 五億の星がきらめく

ほら 見上げてごらん

 

 

最初と最後の二曲は同じで、飛行士と王子さまの対比を見せる演出が素敵すぎる。

ラストシーン、目をうるうるさせながら、切ない表情でセリフを言い切るのに、そのあと夜空を見上げるところは必ず笑顔なんだよね。

切ないラストだけど、王子さまの中では笑顔で終わるんだよ。

そして最後、バラの歌とぼくのぼくだけの花のメロディで終わるのがバラと王子さまの想いが重なっているようで素敵だった。

 

カーテンコールも毎回、共演者のみなさんに温かい目で見守られながら楽くんが挨拶するという、この世で一番平和な空間がそこにあった。

Wカテコなんて一人で登場して

そもそも、一人で舞台の真ん中に立って挨拶してる、その事実がヤバい。This is 主演

とか言って、主演という感動に泣いてた初回だったけど、二回目からはもうその演技や歌声に引き込まれて泣いてました。

カテコの詳しいレポとかは割愛しますけど、えーとね、とか、何度も出てきてしまいすいませんとかで始まり(マジで面白すぎて漫談始まったかと思った)、感謝しかないですを連発し、変な敬語に溢れた楽くんの挨拶が毎回愛おしくて仕方なかったです。それをみんなで見守るってなかなかない貴重な体験だと思う。笑

最後にお手振りしながら退場していくのリアル王子さまやん(これはガチ)

千秋楽で、終演のアナウンスがかかっても拍手が鳴り止まず、まさかのクワッドカテコ、、「これ経験したの僕だけやと思うんですけど笑」共演者さんからも、スタッフさんからも、お客さんからも、みんなに愛されてるってことの表れだったと思う。

 

 

今回、演出のすごさにも驚きました。

楽くんの演技はまだまだ粗があるけど、それが欠点じゃなくてキャラクターや世界観の演出として活かされてて巧の技だなと。

ダンスやアクロバット要素も世界観に自然に溶け込んでいて、楽くんの魅力の引き出し方が上手すぎるしオタクへのサービスもいただいちゃってありがたい限りです。全ての振付が神。

音楽も、ひとつのモティーフをアレンジでここまで広げることができるのかと驚いたし、ひとつひとつの場面をより色鮮やかにしてくれて、忘れたくない!と強く思うくらい心に残りました。(これに関してはマジでサントラ出してくださいお願いします)

宮川さんのピアノの旋律にも表情があって、演技と絡み合って音楽も演技もより深く奥行きのあるものになっているように感じた。あとTwitterにたくさん動画あげてくださり本当にありがとうございます(ジャンピング土下座)

 

 

共演の方々はその畑の方々だから、そこに追いつくために頑張らなきゃいけないし一緒にやっててしんどい部分もあると思うけど、自信と誇りを持って真ん中に立って歌ってるのが伝わってきてよかった。表情をつけた歌い方とか今までなかったものが身についてるし、たくさん勉強することあると思うし、この舞台期間を経てどれだけ成長するんだろうかと楽しみしかない。

 

これ兵庫公演終わった時点でメモしてた内容ですが

最後まで、しんどさを全く見せずに笑顔で駆け抜けた楽くん。どれだけの努力をしたんだろう。千秋楽の涙には、どれほどの想いが込められていたんだろう。そう思うと、一生楽くんを愛します以外の言葉が出てきません。

楽くんの歌に関して、今までは才能を感じることが多かったけど、今回は圧倒的に積み重ねた努力を感じました。そして今後も努力を続けて、もっともっと力をつけていくんだろうなと信頼させてくれる。

 

 

15公演、本当にお疲れさまでした。怪我や病気なく、最後まで駆け抜けてくれてありがとう。

わたしにとって星の王子さまは、特別で、大好きで、思い出の舞台になりました。一生忘れることはありません。

 

 

歌が得意って言い続けてきたこと、ランフォーで舞台への道を開いたこと、全てがここにつながっていたと思う。

正直、ランフォーを終えて、また舞台のお仕事くるだろうなとは確信めいた予感がありました。でもまさかこんなにすぐ、しかも主演舞台が決まるだなんて思ってなかった。

楽くんが、主演という大役を果たし、このお仕事をやり遂げたことを本当に誇りに思います。

こんなところまで連れて来てくれてありがとう。

どうか、これからも一緒に夢を見させてください。